本記事では、無償版のGA4と有償版のGA4(GA4 360)の違いについてまとめています。
なお、本記事は2022年7月11日時点の情報を記載しています。
項目 | GA4 | GA4 360 | 備考 |
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イベント数 | セッションあたりのイベント数の上限:無制限 1ユーザーの1日あたりのイベント数の上限:100,000 1ユーザーの1日あたりのコンバージョンイベント数の上限:10,000 | セッションあたりのイベント数の上限:無制限 1ユーザーの1日あたりのイベント数の上限:100,000 1ユーザーの1日あたりのコンバージョンイベント数の上限:10,000 | 上限を超えたイベントは計測されない 2022/7/11時点でGoogle公式ヘルプの記載はなし |
SLA | × | ◯ | |
イベントパラメータ | イベント毎に25個 プロパティごとにイベント スコープのカスタム ディメンション 50 個 プロパティごとにイベント スコープのカスタム指標 50 個 | イベント毎に100個 プロパティごとにイベント スコープのカスタム ディメンション 125 個 プロパティごとにイベント スコープのカスタム指標 125 個 | |
ユーザースコープの カスタムディメンション | プロパティごとに25個 | プロパティごとに100個 | |
コンバージョン | 30 | 50 | |
オーディエンス | 100 | 400 | |
データ探索 | ユーザーあたりプロパティごとに 200 件まで作成可能 プロパティごとに 500 件まで共有可 | ユーザーあたりプロパティごとに 200 件まで作成可能 プロパティごとに 1,000 件まで共有可 | 不必要に共有しないように注意が必要 |
データ探索の サンプリングの上限 | クエリごとに 1,000 万件のイベント | クエリごとに 10 億件のイベント | 無償版だと1,000万件以上のイベントを扱う際はサンプリングがかかってしまうことに注意が必要 |
非サンプリングデータ探索 | 利用不可 | 非サンプリング データの結果:プロパティごとに 1 日あたり最大 500 億件のイベント | |
API割り当て | 1 日あたり 25,000 トークン | 1 日あたり 250,000 トークン | 参考:色々とあるGoogle AnalyticsのAPIの概要を俯瞰する – ひげろぐ |
データの保持 | 最長 14 か月 オプション: 2、14 か月 | 最長 50 か月 オプション: 2、14、26、38、50 か月 XL プロパティ: 2 か月 | UA:200億ヒット上限/月 GA4 360 XL:2,500億ヒット以上に対応 GA4ではUAの10倍以上のボリュームをサポート |
BigQuery Export | 1 日のエクスポート: 100 万件のイベント ストリーミング エクスポート: 無制限 | 1 日のエクスポート: 数 10 億件のイベント ストリーミング エクスポート: 無制限 | ヒット数によってはストリーミングエクスポートでも費用が膨らむので注意が必要 |
自動カスタム表 | × | ◯ | 1日で 500 をこえる一意の値を持つディメンションが存在する場合、無償版だとすべて(other)に分類される 非サンプリングレポートは、表示できるディメンションのパターン(行)が最大 300 万行のため、標準レポートやカスタムレポートに比べて (other) を回避できる可能性が高い 参考:[GA4] Google アナリティクス 360 の自動カスタム表 – アナリティクス ヘルプ |
サブプロパティ | × | ◯ | 参考:[GA4] サブプロパティについて – アナリティクス ヘルプ |
統合レポート | × | ◯ | 参考:統合レポートについて – アナリティクス ヘルプ |
参考
[GA4] Google アナリティクス 360(Google アナリティクス 4 プロパティ) – アナリティクス ヘルプ